■
「SIDOOH-士道 13」 高橋ツトム
高杉負けた…!
という衝撃は実はそんなないです。そうだろうな、と。
史実高杉に関しちゃ剣術の強さとか不敗を求めてないので。
むしろ翔太郎は負けらんないだろう場面です。
12巻では出ずっぱりだった高杉との行動が一段落で
一気に新撰組に傾いてきました。あ、いや最初からか。
沖田がやたら一緒にいて嬉しい限りです。
高橋ツトムの沖田って個人的に屈指のキャラです。
羽織を源太郎に貸してやってるのも喜んで着てる
源太郎もそんで"仕事"になればさらりと源太郎に
「ちょっと返して」と笑顔で言うのも素敵!
鴨暗殺はさらっと流れましたがそもそも新撰組本では
ないのでこれでいいんですよね。
ここで立ち止まるとこの日の一両日分で一冊になるし。
白連隊の立ち位置がとても混沌としていて幕末の
勧善懲悪は皆無だったという世界観の体現みたい。
実際こんな感じだったのかな。今より世界も狭いん
だし、政治に関心を持つ人間自体がまず少ないし。
相変わらず百舌大好き。
美人で器用で戦闘能力も備えた一途な乙女って無敵。