オフィシャルファイルの発行ペースが遅い。
 というか発行開始が遅かったと思う。この段階で4かぁ。
 アニメ誌やガンプラでで先行ネタバレ予測はあったから
 そういう意図の雑誌ではないけど、1期と違って今回は
 3月までで出し切るぜ!て勢いが欲しかった。読むけど。


 24話で前人未到の大暴露大会によりメインの方々には
 拒否権なしの「分かり合い」がもたらされた訳ですが
 1期との志からは果てしなくズレてしまっている。


 グラハムみたいな分かり合うべき相手を持たない人は
 放置なんでしょうか。残り1話で彼が彼らしくあるべき
 姿になれる可能性はゼロに近いと思うので、アリー
 の様な世界の前進の為の淘汰される存在になるのかな。


 本来なら現実を見据えた上での限定的であっても確実な
 不特定多数の幸福と平穏を護る意思も能力もあって正に
 清濁合せ飲みながらもユニオンの旗手たる人物なのに。
 仲間も矜持も誇りも国も奪われて、それでも世界を
 呪わないし戦いを放棄もしない。それでこそグラハム。
 だけど一番悲しい役割になってしまった。カタギリが
 どうやら戦後はスメラギとくっ付きそうなのでますます。


 ソレビこそが世界を歪めた悪だと、かつて刹那がドロ様に
 叫んだようにルイスが叫んだ場面は「あ〜、ガンダム
 だなぁ」と感慨深い。どんな正義も悪も争いである以上
 こういう連鎖を生んでいく矛盾をいつも提示して、
 結局人間同士である以上(例えニュータイプとか人類を
 超えた存在)であったとしても、火種を内包するんだっていう。



 まぁだからこそ物語が成り立つんですが。





 ライルは今更戦う決意を見せる必要はない。
 背を向けたアリーを撃てた時点でむしろ戦う理由を失くして
 いるのではと思います。ていうか人間として人間のままで
 イノベイドなアニューと相互に理解を求め合えた上で、
 GN粒子の奇跡の及ばない部分があると示したのだし。
 本当にディランディ兄弟は最も人間らしい人間。