晋作蒼き烈日   秋山 香乃
 日本放送出版協会         1890円



 感想の追記。つーか忘れないようにメモり。


 南八郎って皆さんご存知でしょうか。
 河上の変名です。この河上弥市もよく出ます。

 この子何歳?って程の聡明さ。
 生野義挙で河上21歳。
 秋山先生が書いていたけど、確かにこの年齢で、国単位で
 何が正しくて何が最善かなんて判る筈もない。
 悟れない、判らないけど停滞できない諦められない。
 そういう世代が我武者羅に動いて死んでいったんだな。
 150年前の話なのに現代人との差は1500年分ありそうだ。



 ついでに、禁門の変はやはり現場にいたって点のせいか、五稜郭
 のが感動できる。でも高杉の友情深さは一層深く描かれてる。


 ところどころに史料の手紙の意訳がそのまま使われてる。
 親切だしここで興味持てばもっと史料を読み漁れるのでいいね。


 インパクト的には土方本には叶わなかった感があるけど、高杉
 小説としては最高に楽しめます。そして秋山先生なので萌えます。
 リピートは当然決定!



 ところで夏コミでしたね。
 WJは昨日だったけど歴史系は今日ですね。


 相変わらず夏のコミケはすさまじいものがあります。
 ホール間の移動に時間かかり過ぎ…。
 さすがに2日目は女性が多くて男性用お手洗いが女性用になってた。
 今日はそんな事ないだろうけど。


 そして朝の入場時のサークル入り口への誘導が大変な迂回経路な
 気がしてなりませんでした。時間ギリだったのに!
 おかげで夏の朝から全力疾走です。だってコミケって融通きかない。
 縁のない皆様にはすみません。
 縁のある皆様、お疲れ様でした。