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「純情期」 小川 勝己
表紙の印象よりずっとシモかった。
もっと青春かと思ったのに。いやでもこれこそ青少年の青春ですね。
大人の女への「悶々」が微笑ましい。
「チェーンポイズン」 本多 孝好
自殺がテーマ。
だけあって一部の読み手には非常に痛い話じゃないかな。さすがに
この手の人物の心情描写が細やかでリアルくさい。
一年後にはラクに死なせてあげますという設定が最初っから全くだから
それまで頑張ってという励ましには聞こえないあたり、何から何まで
巧いなぁと。
「とんび」 重松 清
ごくたまに無性に重松清の文を読みたくなります。
主観過ぎず物語過ぎないのに何年もストーリーを覚えてる。読んだ直後はそんな
ツボったのでもないのに何故かずっと頭に残る。そういう作家さんです。勿論直
球でガツンと感動する話(その日の前にとか)もあるけどこれは定年ゴジラみた
いな感じ。
デキル子供に期待し過ぎて本人の意向をスルーしちゃう。こういう世代の差を痛
感させる親子関係は共感する人も多そうです。
「にゃんず日記」 なおちゃん@もも組
飼い猫の写真ブログがYahooでも特集されてましたね。
猫は永遠の癒しってことかな。可愛いは可愛いけど猫飼ってる人はやっぱり自分
ちのが一番だろうけど。正直他人家のペット本を買って眺める気持ちが分からな
いです。