明治天皇の一日 皇室システムの伝統と現在」  米窪明美
   新潮社  714円



 明治天皇の起床から就寝までをご紹介本。
 侍従の方々の気の遣いようは一般人には理解できない。
 現代の感覚からするとますます「……へぇ…」てなる。


 主に側近の人の回顧談が語られてて結構読める本だった。
 あまり触れられない部分の話なのでネタには面白いし、ぶ厚い本
 でもないのでさっくり読み流せる。
 ただし、これで明治天皇について学ぼうとかは当然ナシ。
 読むのに気力体力熱意がいるけどドナルドさんの明治天皇本がきっと
 1番なんだろうとは思う。でも読んだことはない…。



 本日7月29日は明治天皇が実際に亡くなった日なのでコレを
 出してみたのだけど、公式には30日に発表されております。
 どういう判断なのか詳しく知らないですが。


 明治天皇崩御って聞くと真っ先に思い浮かぶのが何故か尾崎行雄
 彼のネタ本「快傑録」で明治天皇崩御の際の感想のようなものが
 語られていたのを思い出す。「最後に会ったのは〜」というくだり。



 それと俊輔。彼は一体何をどうしたら幕末のあの中間時代から天皇
 覚え目出度いと人々に言いしめるまでになるのか、幕末本を読んでる
 間はほんっとに不思議でしょうがない。高杉本とか。



 そう言えば俊輔本を読んだ事がない!聞多はあるのに。
 ググれば幾らでも出版されてるのだけど、どれが1番自分向きかを
 調べるのにまた労力いるんだよな…楽しみ方がアレな方向向いてるので。