うっかり会津若松へ。
 箱舘と同じく全てを載せるとキリがないのでピンポイントで。



 会津の欠片 〜鶴ヶ城・空井戸〜





 城自体は昭和40年復元のものなのでそれ程感じいらない。
 でも歴史云々は抜きにして、白くて綺麗な天守閣だ。
 内部はすっかり展示場。



 「新撰組!!」の名残と白虎隊に埋め尽くされてる…。
 個人的には会津イコール新撰組か白虎隊、というタイプでは
 ないので非常に微妙な展示だった。




 とはいえ見どころは多々あって、一番空想の耽れたのが空井戸。
 篭城中、場内の遺体を投げ込んで埋葬していたという。
 もちろんそれが本物ではないのかな、とは思うけど場所的には
 大差ないだろうという事で妥協。



 決して冒涜ではなく、会津のキレイな水の守り神が棲んでいた
 と言われる井戸へ落として還すという意味合いだった。
 もちろん土へ埋葬する暇も場所も余裕もないことへの慰めかも
 しれないけれど、それでもありだと思う。


 山川大蔵の妻・登勢も被弾して死亡。きっと井戸の中だ。
 たった19歳の妻を自分が軍事総督を務める戦で死なせるという
 のは想像を絶する責めだったんじゃないかな、と思うと切ない。


 空井戸自体は格子の蓋がされている。