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萩の史碑 一坂 太郎
萩ものがたり 500円
萩市内の『碑』ガイド。
高杉、桂、周布の家や久坂や俊輔の生誕地はどのガイドブックにも
あるけど、これは網羅!ってくらい細かい。でも網羅ではない。
よく見る縦長の石碑は大正から昭和初期に作られた物が多いらしく、
この年代の碑に絞って逐一解説してくれる。
この解説がまた簡潔なのに情報量多くて有難いです。
禁門後に亡くなった四参謀と三家老、松陰の友人金子、土屋等に縁の土地。
重臣達の住居の周りに設けられた堀にかかっていた三つの橋の跡地。
他、うっすら聞いた事がある…ってくらいの方まで様々。
碑を追うだけで幕末長州史を捲れる。
地味に嬉しかったのは最後の「失われた碑」まで判明分をリストアップ
してくれてるところ。
御堀や寺島や来原や来島。残念。
ところで栄太の碑って何故「吉田稔丸」?稔麿は格好つけてみたとか?