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聞多欠席。
それはいいとして、何よりもまず言いたい。
全員、ふ け す ぎ!!
山尾と俊輔はまだいいとして、他のメンバーが若々しくない。
特に高杉はそりゃないよってくらいだ。寺島進が悪いとかじゃあ
なくて、文久2年12月っていったら高杉23歳じゃん。無理がある。
「近代日本の礎となった若者達」を描きたいならちょっとオーバーな
くらい青くさい方々にやらせればいいのに。いやそうすると演技力に
不満が残ったのかな。でもあれはなぁ…。
その中でも勝役の山下徹大はかなり頑張ったんじゃないかな。
あの熱血ハイテンションを思い切り意識してくれていたようでした。
山尾は資料が少ないからなのか松田龍平のクセなのかひどくストイック。
そういや山尾だけ苗字呼びだな。理由はないんだけど。
村田蔵六に関してはナイス配役。ていうかデコが…、ぴったり…。
村田と言えばやっぱりデコと豆腐でしょう。
それと藩主の毛利定敬にしっかり「そうせい」と言わせている。
全国上映されたらこの部分でにやりとしてくれる人がきっといるハズ。
会場は狭い上、カメラマンや関係者が随分来ていたので一般客は結構
少なかったかも?どうりでオークションで高値がついちゃう訳だ。
純粋な歴史勉強家なタイプと独自の色付きフィルタをお持ちであろう方
が入り混じった会場になっていたので統一性はなかった。
舞台挨拶は至極普通。三浦アキフミ(俊輔)が一言笑いを取ったくらいか。
「熱い思いを描いた真実の物語」と司会役が紹介していた割には本編の
エンドロールの終わりに
『最後に本作品は史実に基づいているが、一部史実と異なる箇所があります』
とわざわざ流されている。ああやっぱりねと頷ける。
ちなみにエンドロールの中に長州弁、薩摩弁、京都弁のアドバイザーなる方々
がクレジットされていて思わず笑ってしまった。
最後に、この映画の真髄とも言える言葉を一つ引用してみる。
「技術者こそ真の革命者だ。」
長州ファイブ